ナポリで1番見たかった物

ナポリで1番見たかった物は、「ベールの掛かったキリスト」の像です。
スパッカ・ナポリ近く、中心のサン・ドメニコ・マッジョーレ広場からすぐの所の
サンセヴェーロ礼拝堂にあります。
迷いながらなんとか建物にたどり着くと、入り口はまったく目立たないので
人が並んでいなければ見逃してしまいそうです。
隣の建物で入場券を買います。8ユーロでした。
1590年頃に、サンセヴェーロ公家の堀に出現した聖母像が奇跡を起こし、
礼拝堂を建立したとのことです。
内部は写真撮影が禁止されているので、公にされているサイトから写真を拝借しました。
建物内部はこじんまりしていますが、そっけない外観と比べるととても美しいです。
中央に「ベールの掛かったキリスト」の彫刻が展示されています。
まさに圧巻です。
人々が像をとりかこむようにじっくりと見入っています。
私もその奇跡のような姿に感動のあまり立ちすくんでしまいました。
写真が取れなかったので、礼拝堂のショップで絵葉書を買いました。
もう1枚はうちわとして配られたものに描かれていたものです。(めちゃくちゃ暑かったので(;^_^A)
1700年代半ばにサンセヴェーロ家当主より注文を受けてジュゼッペ・サンマルティーノが作りあげたそうです。
絵葉書やうちわからは伺い知れないほど、本物は素晴らしいです。
目を閉じたキリストの上にふわりと掛けられたベールのやわらかい質感がなんとも言えないんです。
そして壁に沿って10体の彫刻が配されていますが、どれも美しいものでした。
個人的には特にこの 彫刻に目を引かれました。
身体に巻き付いたネット?網?が石で彫られたものとは思えないほどしなやかです。
多くの芸術家を産んだイタリアの力強さを垣間見たような礼拝堂とキリスト像でした!
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