雪のサンタマリアマッジョーレ大聖堂

元海外旅行添乗員のプライベートなワクワク旅です。
ローマのサンタマリアマッジョーレ大聖堂は、バチカンの4大バシリカのうちの一つです。
テルミニ駅の近く、堂々たる建築です。
後ろ正面は2つの翼廊とその上のドーム、半円形の後陣が美しく、
広場にはオベリスクが建っていて壮麗な姿を見せています。
伝説では、「真夏のエスクイリーノの丘で雪の降る地に教会を建てよ。」
教皇リベリウスは夢で聞いた聖母マリアのお告げ通り、
西暦356年の8月に雪が降ったこの地に教会を建てました。
実際は、431年にトルコのエフェソスで聖母信仰の公認を記念して、
法皇シクストゥス3世が「聖母マリアに捧げるための教会」として建てたそうです。
この日は教会に入場するために、空港の荷物検査のような物々しさ。
そしてベールを被ったシスターたちも多く訪れていました。
内部には椅子がたくさん用意されており、座りきれない人は周りにずらっと立っています。
中は激込み!
何やら通常のミサではないようです。
13世紀の「マリアの戴冠」のモザイクが見たかったんですが、断念!
壮麗な音楽が鳴り響き、法衣を着た僧侶?たちが行進してきました。
列は延々と続き、中央祭壇まで行進していきます。
その姿を一般の人はもちろん、シスターたちまでもがスマホで写メっていたのが印象的です。
これはただ事ではない!
8月5日、真夏のローマに雪が降ったという伝説の日なので、
聖母マリア様に捧げられた特別なミサなのでしょう。
同日夜、大聖堂はイルミネーションに輝いていました。
おそらく交通整理もされていたようで、車もバスも通っていませんでした。
ファサードがイルミネーションで輝き、音楽のショーやトークショーなどが繰り広げられ、
最後に奇跡の雪が降りました。
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